夢・BL・ネタバレなど何でもありのブログです。
2013
映画を観てきました。「風立ちぬ」と「終戦のエンペラー」と「銀魂、万事屋よ永遠なれ」の三本です。
その感想なんかをちまっと。これから観に行かれる予定のある方は、ネタバレになりますのでご注意くださいませね。
8/31公開の「あの花」と10/26公開の「まどマギ」も絶対に観ます。絶対だぜコラ。
その感想なんかをちまっと。これから観に行かれる予定のある方は、ネタバレになりますのでご注意くださいませね。
8/31公開の「あの花」と10/26公開の「まどマギ」も絶対に観ます。絶対だぜコラ。
ジブリ最新作「風立ちぬ」。とりあえず宮崎監督なので観に行かねばと思いまして。
いきなり関東大震災で始まり、第二次世界大戦を経て、ラストはゼロ戦という言葉が出てくるので、それらを知らないと意味が分からないんじゃないかなぁと思います。なので、お子さんは余り楽しめないんじゃないかと。
久堂は飛行機とかそういうのが好きだから観てて楽しかったですけど、そういうのに興味ない方だとちょっと退屈になるかもしれません。
いやでも主人公の次郎さんがイケメンでしたよ。性格イケメン。しかし腐女子的な話をしていいのなら、親友の本庄さんとの関係がごにゃごにゃ。ひとつの脚立に乗るときに、次郎さんが上がってくる本庄さんの腰を支えて引き寄せるシーンがあるんですけど、そのあまりの自然さにじたばたしました。本当にあの一瞬だけじたばたしました・・・。
そして更に驚いたのが、おそらくジブリ初だろうベッドシーン・・・! いや、流石に暗転まででしたけど、「来て」「でもおまえ、」「来て」と菜穂子さんが布団をのけて次郎さんを呼ぶシーンは衝撃でした。ジブリ、ついに一線超えたな(オイ)
次郎さんは良い上司にも恵まれて・・・。黒川さん本当にいい人です。素敵だ。
最後も菜穂子さんが亡くなるところまでやるのかと思ってたのですが、ああいう引き方も有りだなぁと思いました。美しいところだけ見てほしかったのね、って。そうだよね、菜穂子さんまだ若いし。綺麗なところだけ見て覚えていてほしかったんだよね。ああ女心だなぁ。
余談ですけど公開初日に観に行ったら、全回満席でした。最前列で観ました。首が痛かったぜよ・・・。
「終戦のエンペラー」が、予告で何度か観ていたので気になって観てきました。
最初に「日本語訳~」と出てきて、ああ、そういやこれアメリカ映画だった、と今更ながらに思い出しました。字幕だったそうだった。
第二次世界大戦後に日本統治にやってきたマッカーサー元帥。彼から「この戦争を始めた責任が天皇にあるのかどうか調査しろ」と命じられたフェラーズ准将。彼の日本国民への理解と不理解と葛藤、そして恋人である日本人女性の行方を追った話です。
いきなり「自決は伝統です」と来たので、「そうか、日本人の伝統はハラキリか…」と思わず遠い目になってしまいましたよ。そうか、自決は伝統か・・・。
今でこそ違いますが、当時は皇室の方を直視するのはいけないことだったらしく、皇室の車が通ると国民はみんな背を向けて頭を下げるんですよね。最上級の敬意の示し方である、と。
フェラーズ准将は天皇の調査を命じられるんですが、終戦直後であっても皇居は一切の立ち入り禁止。天皇に直接会うことは出来ず、逮捕に成功した東条英機などから、伝って伝って探っていくんですけれども、誰もが皆はっきりと言葉にしない。「白か黒かという話ではない」「日本国民は陛下の下にひとつになった」「名誉の価値観が違う」など、など、興味深く重い発言がいくつも出てきます。
フェラーズ准将はもともと日本人兵士の心理を研究している人でもあったのですが、戦前に恋人である日本人女性・あやさんに「信奉を理解することが出来れば、あなたは日本人を理解することが出来るわ」などとも言われ。うん、深い。
久堂が宮中作法に疎いからでしょうが、関屋次官が陛下が読み上げられた短歌を詠む際に、立ち上がり、方向を変えてお辞儀をし、そのまま詠むというのになるほど、と思いました。部屋の出入り口に控えていた方も、関屋さんと同じようにしてるんですよね。そういう作法なのでしょうけれども、うむむ奥が深い。
「陛下は御不自由な方です。権威も権利も何も持っていらっしゃらない。そんな陛下が、初めてご自分から意志を示されたのです。それはとても、とても勇敢な行動でした」みたいなことを言っていて、うん、うん・・・。終戦の際にラジオで流された放送を録音したレコードを破壊するために、皇居に降伏反対派の日本兵士1000人が強襲したとか。
「戦争を始めたのが誰かは分からない。けれども戦争を終わらせたのは、間違いなく天皇陛下です」という、ね・・・。
マッカーサー元帥に頭を下げて、天皇陛下が「すべての責任は私にあります。罰は国民ではなく、すべて私ひとりに」って言うのが、戦争の責任が誰にあるのか天皇にあるのかを調べてきた後だからこそ、重く偉大で。象徴だろうと何だろうとやはり宮家であると示された感じでした。
いろいろ考えさせられる映画でした。アメリカ映画だから正直ハリウッドみたいな、フェラーズ准将と恋人あやさんの離れ離れの悲恋⇒再会、みたいなそういうのを前面に押し出してくるのかと思ってたんですが、ベッドシーンもなく(判断基準そこか)。そしてネタバレるなら、あやさんは空襲で亡くなっており。安易に生き残って再会とならなかったのが、悲しくも自然な流れで納得しました。
機会がありましたなら、是非とも観ていただければと思う映画です。重い、けど、うん、良い。
これも初日に観に行ったのですが、年齢層は流石に高かったです。隣で観ていた初老のご婦人が、陛下のお言葉に泣いていらっしゃったのが印象的でした。うん、これはご年配の方が観たらまた違う観方になるんだろうなぁと思います。
そして「銀魂~万事屋よ永遠なれ~」は、「終戦のエンペラー」と同日に観てきました。何だこのテンションのアップダウン。
「風立ちぬ」を観た際に、映画館のパネルで黒服の人が新八だと知って、そりゃ観るしかねーだろコノヤロー、となったので観てきました。あれずっとザキだと思ってた(何で) 久堂は銀魂だと新八派なので、意気揚々と観に行きましたら。
っひゃあああああああああああ!!! 五年後新八さん格好いいー!!! いやもあれだけで観に行った意味がありました。何だあれ五年であんなに綺麗でイケメンで強くなんのか。反則じゃないか。神楽ちゃんももちろん可愛くてナイスバディだったんですけど、新八さんに目が釘付けでした。いつもの袴に戻った後も表情や顔立ちがちゃんと21歳で、うわぁ・・・素敵・・・!
いろいろ突っ込みどころ満載なのが流石銀魂。原作者の空知先生が書き下ろしただけあって御本家のノリが流石です。隣で観てたお兄さんがずっと笑ってぴるぴるしてました。
いやもう本当に・・・どこから感想を述べればいいのか・・・。ひとりハラキリ(伝統なんだぜ)しようとした銀さんに対してか、あるいはショートカットになった九兵衛さんに対してか、抜刀斎やめなさい(笑)な沖田さんに対してか。ちょ、若かりし頃の高杉さん! もっかいもっかいちゃんと! ちゃんと出して! 顔! 顔見せて!
皆様思われていると思いますが、最後に残された21歳新八さんとおそらく十代だろう攘夷組とのフラグの回収を本気で願う所存です。いやもうマジ。マジ頼むよ・・・。
ちなみに劇場配布のネガ?は、攘夷組の桂さんと坂本さんのやつでした。周りの皆さんのポップコーンと飲み物率が高かったのが、ああ構えずに観れる映画だもんなぁ、と再認識したり。とにかく新八さん素敵すぎました。
以上!
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