CP（ジャンプ）

本日の更新は、CPジャンプ『どうしても最後に泣きたくなかった』にひとつです。財前とオサムちゃん。
秋が来て、ついに財前も引退です。

副題は「私は一生この夏を、忘れることはないだろう」です。多分オサムちゃん。もちろんオサムちゃんは、どの夏だって忘れることはないでしょうけれども。一年前の白石とオサムちゃんの類似品のような話です。白石とオサムちゃんはあんな風に分かち合い、財前とオサムちゃんはこんな風に分かち合いました。
部長が金ちゃんじゃないのは、単純に部員たちに練習メニューの指示を出す金ちゃんの図が想像できなかったからです。リョーマさんは多分指示が出せる。でも金ちゃんはおそらく出せない。単純に向き不向きの差だと思われます。金ちゃんは「最後には自分が決めなくちゃいけない」というのさえ分かっていれば大丈夫かと。
そして全国の結果はこんな風になりました。四天宝寺、おそらく昨年のラブルス以上の黒歴史になったと思われます。その名は一躍違う意味で全国区ですよ・・・。
財前は財前で、おそらくオサムちゃんが何も口出ししてこないのを訝しく思っていて、だけど言うてこんのなら好きにしてええってことやろ、と気にしつつも半ば無視のようなことをしていたのではないかと。そのしっぺ返しが全国決勝のオーダーでした。あの白石のフォローもしてた顧問ですからねぇ、うん。
財前の「やらなあかんこと」は次の話でお送りする予定です。この一年は、財前に必要だった時間だと思います。ちゃんとひとりで立って、戦えるようになるために。