CP（ジャンプ）

本日の更新は、CPジャンプ『どうしても最後に泣きたくなかった』にひとつです。財前話。全国大会はこれにて終了。

副題は「昨日大好きだった人も、今日大好きな人も、明日大好きになる人も」です。財前にとっての先輩で、仲間たちで、明日出会うかもしれない人たち。
財前にとっては昨年戦うことが許されなかった青学に勝った時点で、ぽひゅっと全国は終わってしまいました。なので「もうええわ」的にオーダー権利をオサムちゃんに放り投げたら、何かとんでもないこと言い出しおったでこいつ、みたいなことになってしまいました。この話はそんなオサムちゃんが、財前だけでなく他の部員のフォローもちゃんとしてきたんだよ、という話でもあります。やっぱり四天宝寺の監督なので、見てるとこは見てるのかと。
財前はひとりでやってきたと思っていただろうけれど、ちゃんと一年前はケンヤたちがいたし、この一年は仲間の部員たちがいました。ただ財前がおそらく前者は切り捨て、後者は意識することが出来なかっただけで。卒業してしまって去る人がいるけれど、それでも一緒にいてくれる人も出会う人もいるんだよ、という時の流れを描く上で、テニプリキャラじゃないけれど必要な話だと思ったのですよ・・・。ひとりで立つ財前の背中をずっと見てきた部員たちは、自分たちの存在に気づいて欲しかったんじゃないかなぁ、と。
そんな仲間たちがいることに気づかされて、きょとんとする財前。たぶんもの凄く可愛い（待て）　ゆるゆると心があったかくなって、笑いそうになるのを堪えたりして、部員たちに好き放題やるよう許可を出したり、やっと自分からケンヤたちに声とかかけられるようになって、阿呆は俺やとか思ったりして、そうして財前の夏は終わりました。お疲れ様。
次からは秋になって、財前の引退とその後です。残り三話予定。よろしければ最後までお付き合いくださいませ(^o^)丿
番外編をお送りしてひと段落したら、その後は28の予定です（ぼそっ）