CP（ジャンプ）

本日の更新は、ジャンプ『こうふく』です。OPで、ローとルフィ。WJ最新号の第578話「新時代へ贈るもの」の派生話で、コミックス未収録分のネタバレを含みます。
特にエースに関して巨大すぎるネタバレを含みますので、WJでリアルタイムに話を読んでおらず、コミックスの発売を心待ちにしている方は決してご覧にならないでください。何でも大丈夫という方のみお付き合いいただければ幸いです。
以下の追記にもOPのネタバレを含みます。勝手にいろいろ喋ってます・・・。

それとハルコミを明日に控え、再録本「王は死んだ」発刊に当たり、収録される以下のギアス作品をサイトより撤去いたしました。
・「Dear knows my God.」第2・3話
・「ゆけゆけ特派！」第2・3話
・「盲人の愛歌、哀歌」第2・3話
・「天使が堕ちた日」第2話（第3話は未アップでした）
各お話ともに、第1話はそのまま掲載しております。V.V.やマオマオはどうしようかなぁと思ったのですけれど、とりあえずそのままで。また調整するかもしれません。どうかご了承くださいませ。

派生話はギアスでさんざん、それこそR2は全話にわたってリアルタイムでお送りしたのですけれど、まさかOPでやる日が来るとは思ってもいませんでしたよ・・・。いやしかしそれだけ、それだけ第578話に踊らされました。ぶっちゃけ、トラファルガー・ローに。多分、このときとこれからのための超新星なんだろうな・・・。
タイトルの『こうふく』は、幸福かもしれませんし、降伏かもしれません。いっそ「光を含む」でこうふくでもいい。
何よりお送りしたかったのは、「ルフィが笑ってエースのことを話せるようになる」でした。大好きな兄ちゃんだから、誇れる兄ちゃんだから、月日がいくらかかってもいいから、いつか笑顔で話せるようになってほしい。後悔は山ほどあっても、やっぱり一緒に過ごした時間は幸せだったと笑って欲しいと、心からそう思います。だからルフィは、今は落ちるだけ落ちて、自分を責めるなら思い切り責めたら良い。それで、少し休んで、エースの笑顔をいっぱい思い出して、そして立ち上がって欲しいです。「エースは俺の兄ちゃんだ」って、胸を張って笑って欲しい。
そしてそんなルフィとエースに絡めて、ルフィと麦わらの一味にスライドし、常々伏線が張られまくっている「ルフィの残り生命」も盛り込んでみました。ギアの酷使でウソップが気にかけ、イワちゃんの奇跡に10年を捧げ、後遺症があるらしいテンションホルモンを短時間に二度受け、そして赤犬に内臓を貫かれた身体、その酷い消耗の仕方。単純に減らしていくものではないにしても、ルフィの残りが気になりすぎたからこそ、今回はお送りしました。ルフィがチョッパーに聞かなかったのは、泣かれたら困るし、言わせるのも嫌だったからです。その点でローは一切遠慮が要らないし、遠慮がない。互いに認め合って、意外にルフィが弱音を吐ける相手になるんじゃないかなぁと思いまして。
ちなみにふたりがラブラブに見えたら、それは目の錯覚です（笑）　ローにとってルフィはペットで、ルフィにとってローは共犯者かと。
エースはルフィに笑って欲しいんじゃないかな。だから早く、ルフィが笑ってエースのことを話せるようになりますように。

・・・・・・いやしかし本当、原作タイトルの「新時代へ贈るもの」は、正しくルフィですよね。そしておそらく対義語としての「旧時代」が白ひげであって、おそらくエースを通した海賊王ロジャーだったんじゃないかと個人的に考えています。白ひげ海賊団も、海軍も。だとすれば「新時代」はルフィであって、ローを始めとする超新星であって、黒ひげであって、おそらく人造くまさんなどの世界政府。
「おくる」が「送り出す」じゃなくて「贈与する」の「贈る」だったのが、すごく切なかったです。ルフィはエースにとって宝であり、白ひげにとって未来であり、白ひげ海賊団にとって希望なのだと、まざまざと見せ付けられた感じがしました。時代がひとつ、確かに終わろうとしている。その幕の引き方が、遺される形となった白ひげ海賊団は選べる中で最高のものを選んだのだと、そう誇れればいい。その分ルフィの背には、今までなかった「重み」というものが乗せられることになるのだろうけれど、それでも。
しかしそれでいくとシャンクスはおそらく旧世代に分類されてしまうんだろうな・・・。なので個人的には、原作中でシャンクスとの再会はあっても、戦いはないだろうと勝手に予想します。まぁその予想がいろんな意味で裏切られたのが白ひげVS海軍だったんですけどね！（苦笑）
・・・・・・それにしてもロー惚れる。あの一瞬の縁で生き死にの戦場まで来てしまう、おそらくルフィとは別の箇所で螺子の吹っ飛んでいるところに惚れる。クルーが気の毒そう。キッドはどこ、キッドは！　出てくるって信じてるよ！